まえがき
GiantのVittoriaのカーボンフレームをヤフオクで買った以降、子供の通学自転車として使わせていましたが、親の私が一念発起してロードバイクを組み立てて、自分が乗ることにしました。
- ここではコッタレスのスクエアーのティーパークランク(昔からあるタイプ)タイプのBBから、シマノの105 ホローテック2のBBに変えた時の話です。
目次
- FRインナーリングとチェーン干渉
- 調整方法の模索とアウターアダプターの話
- 実際の結果
- 考察
1.FRインナーリングとチェーン干渉
- FRディレイラーのシフターポジションは、アウターリング位置とインナーリング位置以外に、アウターとインナーの間に、アウターのインナー寄りのチルト位置とインナーのアウター寄りのチルト位置のポジションがあります。
- FRディレイラーがアウターリング位置で、チェーンが1速のローギヤに入っているとFRディレイラーの羽とチェーンが干渉します。➡ FRのシフターをちょっと動かすと、羽がインナー寄りに少しだけ動き、干渉音がなくなります。
- 今度は、FRディレイラーがインナーリング位置で、チェーンが8速のハイギヤに入っているとFRディレイラーの羽とチェーンが干渉します。➡ FRのシフターをちょっと動かすと、羽がアウター寄りに少しだけ動き、干渉音がなくなります。(付いているFR ディレイラーはTIAGRAでした。11S用)
- この丁度良い具合にシフターのワイヤーの張りを調整する必要がありました。
- また今回は、ルール無視の8速用のブレーキレバー兼用のシフター(ST-2300)と11速用の105クランクセット(FC-5800)の組み合わせです。
- インナーの位置での羽とチェーンの干渉状況。↓
2.調整方法の模索とアウターアダプターの話
- FRディレイラーにはRRディレイラーのようなシフトワイヤーの引きを調整するアウターケーブル・アジャスターが付いておりません。
- 一生懸命、何度も調整しましたが、結局上手くいきませんので、ハンドル直下にアウターケーブルを調整するアジャスターを付けました。
- 微妙な調整は、アウターケーブル・アジャスターで調整してみました。
- これで何度もシフトをやってみて、実際に走って羽とチェーンの干渉音が出ないようにシフトアウターアジャスターで調整&確認するステップです。
3.結果
- 11速用のチェーンリングは、11速用チェーンに合わせて細身になっていると思います。
- シフトが中途半端で、アウターとインナーの間でチェーンが空回りすることはありませんでした。
- シフトは上手くいくみたいで、問題は起きませんでした。チェーンとの干渉を避けるための微調整も、そこそこ上手くいきました。
4.考察
- 自転車を漕いでいて、チェーン関連の部位で音が出いている可能性があります。羽とチェーンの干渉が僅かであれば、音はほとんど聞こえません。
- いつも当たっているという事でなく、チェーンがフロントとリヤでたすき掛けが大きくなるような場合に、干渉が起こるという事ですので、ツーリング程度であればそんなに気になりません。
- 今回に限らず、フロントディレイラーの細かな調整には、アウターケーブルアジャスターが便利です。
皆様のご参考になれば幸いです。 2024年7月11日
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