まえがき
6速~8速までは同じ規格のチェーンです。私はロードバイクで8速にしています。安いチェーンが使えるのとランドナーが7速、子供たちの自転車が6速と7速で、スプロケの流用等便利なことが多いからです。
目次
- 8速を前提としたブレーキと一体のシフター
- ST-2300とそれに合うリヤディレイラ
- 実際の結果
- 考察
1.8速を前提としたブレーキシフター
- 8速のスプロケットとO.L.Dが130mmのカーボンフレームがあったので、安く仕上げようと思い、組み上げ始めました。
- 初めは安く上がると思っていましたが、実際の所、オークションで揃えるとなると玉数で、かなり11速用の部品が多く、11速で仕上げた方が安いというのが反省です。
- 8速用のシフターは、一般的にはST-2300(CLARISの前身)、ST-2400(CLARIS)だと思います。DuraAceもありますが、ビンテージになってしまいます。出品も少ないです。
2.ST-2300とそれに合うリヤディレイ
- レバーによるシフトワイヤーの引き量は、シマノ品を使う限りは、上位互換で8速以上のディレイラーなら、どれでも使えると思っておりました。
- 実際にはその考えは正しくはないみたいで、Tiagra、105シリーズ、Ultegra、DuraACEの間では相互で使えるが、CLARISやSORAが、105シリーズなどと共通かは分かりません。
- ましてやST-2300とST-2400が共通のワイヤーの引き代かも不明です。
- ネット検索していたら以下のURLに互換表が出ておりました。これですとST-2300とRD-2400の組み合わせは推奨されていません。
- また105系とULTEGRA系とDuraACE系は相互に互換性ありと記載がありますが、ST-2300やST-2400とあるハズがありません。
https://productinfo.shimano.com/ja/compatibility/C-454
https://si.shimano.com/ja/pdfs/dm/RD0003/DM-RD0003-09-JPN.pdf
3.実際の結果
- 実際にST-2300と狙いとするディレイラーをセットして、適合状況を確認するしかないです。
- リヤのローギヤは32Tです。32Tをカバーするにはディレイラーがローギヤの32Tまで対応していること、フロントの歯数差とリヤの歯数差の合計が、ディレイラーのキャパシティー内にあることが前提になります。2Tぐらいの不足は許容してくれるかもしれません。
- フロントは、大抵のロードバイクは50Tー34Tあるいは52T-34Tなので、それもキャパシティー内である場合が多いと思います。
- それを満足したうえで、選んでいくと、以下のことに気づきました。
- リヤディレイラーがGSタイプであることは大前提ですが、105のSSと105GSの差は、ロングゲージかショートゲージの違いと、なにやらエクステンションが付いていて、ローギヤの半径分に沿うようにプーリーとの距離を保つために付いています。
- 一方でULTEGRAのDR-6800SSとDR-6800GSの違いは、単にロングゲージだけに見えます。GSの方は32Tに対応しています。
- DR-6800GS(11速対応)とST-2300(8速シフター)の相性は良いようです。MAX 32TとMIN 11Tどちらにも追従してくれています。
4.考察
- このDR-6800GSについて考察されている方がいます。とても参考になりました。http://pass13.blog.fc2.com/blog-entry-1708.html
- ディレイラー側のワイヤーの留め方も工夫をした方が良いと思います。マニュアルの止め方に従わず、敢えて指定のやり方でなく反対側の方に留めました。こちらの方がシフトが良りスムースになりました。
- 下の図で言うとPosition-Aです。マニュアルで指定する留め方はPosition-Bです。
皆様のご参考になれば幸いです。 2025年1月22日
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