まえがき
- ギヤがニュートラルに入っているのに、ニュートラルランプが点灯しなくなりました。その修理の話です。
- 修理のための原因究明は、電気回路の解析から始まります。
目次
- 不具合の現象について
- 電気配線回路から
- 実際の修理
- 考察
1.不具合の現象について
- エンジンが普通にかかっていてギヤポジションもニュートラスなのに、ニュートラルランプが点灯しなくなりました。よくよく観察すると、オイルレベル警告灯もついていません、オイルレベル警告灯は、ニュートラルポジションで必ず点灯しm酢。
- 回路図を見て不具合原因の特定作業です。
- 何が原因であっても想定される故障モードは、電球切れ・配線カプラーの接触不良・ニュートラススイッチ不良と回路上のハーネスの断線しかありえません。
- 1つ1つ潰していくだけです。まずは、玉切れは起きていませんでした。
2.電気配線回路から
- 配線から見ると、ハーネスを接続しているカプラーが4つあります。メインキー部、メーター内電気系統用、ニュートラススイッチ周辺、オイル警告灯周辺です。
- ホーンが鳴るので、メインキー部のカプラーまでは電圧が来ていることが分かります。
- メインキー部のカプラーから先のBR(茶)の線にも電圧がかかっているので、ここは問題ありません。
- メーター内の電気系統用が怪しいので、カップラーのオスメスの接点不具合を疑い、綿棒にクリーナーをつけてゴミや汚れを落とします。
- 手軽に確認できるコネクターについてクリーナーで洗浄し接点復活剤を掛けておきます。
- この2つが原因でない場合、キーシリンダの分解清掃もあり得ますが、ここが原因だったら清掃が面倒なので、他を先にあたります。
3.実際の修理
- 2か所のカプラーをきれいにしました。
- 綺麗にしている最中に、ニュートラルランプが光るようになりました。
- しかし後日、乗っている最中にニュートラルランプが点灯しない時がありました。
- キーシリンダー内の端子の接触が原因か調べようと思い、取り外しました。テスターで導通を確認しながらキーをオンオフしましたら、どうも接触不良の状態になりません。ここをばらすのは止めました。
- オイルレベル警告とニュートラルランプに繋がるハーネスとカプラーを追跡しました。
- 真の原因は、良く分かりません。カプラーを清掃することでトラブルが起きなくなりました。
4.考察
- 電気回路の接触不良トラブルは、同じような周りのカプラーで起きると思います。回路の接触不良が起きたら、周りのカプラーにも接触不良が起こる可能性があって、突然エンジンが止まったりランプが消えるという怖いモードも起こりえますね。全てのカプラーを清掃しておくのは大事だと思います。
- 今回のニュートラルランプとオイル警告灯の連動については、回路はとても簡単でした。下に載せておきます。
- 回路図のコピーをPDF化してgoogle driveに格納しておきます。
(工事中)
皆様のご参考になれば幸いです。 2025年1月6日
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