まえがき
10000mA Hの予備バッテリを2つ買いました。ダイソーの10000mAH(1100円)の製品と、アマゾンで買ったフィリップスの10000mAH(2180円)の製品です。
- とりあえずの充電容量の結果では、ダイソーの安かろう悪かろうのイメージを、くつがえす結果です。
- 定格容量の点で、ダイソーの1100円のモバイルバッテリが安くて良いです。
実際にどのくらいの容量があるのか実測してみました。これを実測すれば何回ぐらいスマホの充電が出来るか知ることが出来ます。あるYoutuberが紹介していましたので、当方でも事実確認をしてみました。https://www.youtube.com/watch?v=Bt3kvM8IXbQ
1.定格の確認
(1)1つ目はダイソーで1100円(税込み)の商品です
- 白と黒があります。私は、白色を選びました。
- 諸元では容量10000mAH、定格6200mAHとのことです。
2)2つ目はアマゾンで2180円(税込み)の商品です。
- 以下のような見出しがあります。
Philips(フィリップス) 【5v 2a モバイルバッテリー 10000mah軽量 バッテリー 携帯バッテリー 持ち運び便利 2台同時充電でき】モバイルバッテリー 大容量 軽量 小型 薄型 iPhone対応
2.測定方法と結果
- 私にはこの容量と定格の違いがよく判りません。
- 内部回路によって、充電効率や、相手に電気を渡す放電回路での効率が違うんでしょうね。また放電により、最終的に電圧が5Vを切ると充電される側か充電を止めてしまいます。このことですかね。
- バッテリは繰り返し使うことでだんだんと劣化していきます。劣化とは、ユーザーにとっては、具体的にはバッテリに容量が徐々に低下していくということだと思います。定格は新品の時ですかね。
- バッテリの劣化は、しばしば内部抵抗の上昇に現れ、内部抵抗を測定し、寿命かどうか判断することが多いです。
- 別な例で鉛酸バッテリでは、CCAを測り寿命の判定をしています。車のバッテリは、まず第一にエンジンが掛かるかが大事で、セルモータを回す際に十分な電流量が得られることが、バッテリの性能と言っていいです。CCA=Cold Cranking Ampareの意味は、寒いときにエンジンをクランキングするときの電流量を評価して判定するという意味です。
- 実際にはバッテリから大電流を意図的に放電させて、その電流量の多ければOK、小さければ寿命が近いという見方になります。
- このモバイルバッテリの場合は、一番大事なのはどれだけ放電量があるかで、本来的には、バッテリを満タンに充電した状態から、どれだけ放電できるかで見るのだと思います。イメージで言えば、何回スマホを充電できるかということです。
- 放電量の測定は、大変なのでとりあえず充電量で代用してみました。
(測定状況の写真1)、(測定状況の写真1)、
- 測定器がご覧の通り、安物のUSB電流計なので、絶対値は、不確かですが、相対値の比較はできます。2つのモバイルバッテリに有意差があるとは、言えませんね。
1つ目のダイソーで1100円(税込み)の商品:結果、8700mAH
2つ目のアマゾンで2180円(税込み)の商品:結果、8842mAH
3.追加実験
- スマホなどにモバイルバッテリとして放電する場合の放電電流容量を測定してみます。2、3度使った後で、何度かスマホを充電させてみての測定結果は、以下です。スマホはどちらもiphone8の充電に使って、無理やり電流量を測定してみました。
- 下の写真は、実験のやり方を示していて、仮にアンドロイドスマホを置いてます。
- 放電容量(定格容量?)の実力
1つ目のダイソーで1100円(税込み)の商品:結果、6605AH
2つ目のアマゾンで2180円(税込み)の商品:結果、6338mAH
4.考察
- とりあえずの充電容量の結果では、ダイソーの安かろう悪かろうのイメージを、くつがえす結果です。
- 定格容量の点で、ダイソーの1100円のモバイルバッテリが安くて良いです。
- 重さも大きさも、どちらも同じ感じです。
- 違う点は、以下でしょうか。
アマゾンの製品は、フィリップ製で、CコネクタとマイクロUSBコネクタで充電出来ます。
ダイソーの製品は、一応、ダイソーブランドでマイクロUSBコネクタのみで充電できます。
皆さんのご参考になると幸いです。
2021年11月30日(12月14日 updated)
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