本日、運転免許の更新講習があり、最初の15分間はビデオ上映でした。最近はカメラで撮影した事故の瞬間のシーンが多く残っているので、それを使った2輪車との衝撃的な事故シーンを見せられました。ぼーとやり過ごすつもりが、食い入るように見てしまいました。
二十歳にオートバイの免許を取って以来、オートバイに、細く長く乗り続けています。30年以上です。今まで車と衝突したことがありません。神奈川県のオートバイ事故のデータを見て、安全運転を再認識しました。
5年に1回の更新が、ここ3回続いたので、講習内容の変化を知っているわけではありませんが、今年度?は、交差点での右折時の対応車との事故や自転車、歩行者との事故と、左からの飛び出し事故を中心に解説がありました。更には、ビデオ映像で何故かオートバイの事故を強調していたのが印象に残っております。
大変気になったので、オートバイの事故を少し整理をしてみました。
もくじ
- オートバイの死亡事故
- 死亡事故統計から
- 事故のパターン
- まとめ
- 雑記
- 下のポスターが講習室の側面の壁に貼ってありました。待ち時間があり人も少なかったのでライダーの私としては、とても気になりました。
- 死亡事故の8割が通勤途上。
- 死亡事故数が多い年齢層は、40歳代、18歳から23歳の2つのピークが読みてとれます。23歳から40歳代までは、高原状態と言えます。
- これによると、一番事故が起こりやすい確率が高いパターンは、原付二種を運転+40歳代+通勤の組み合わせの方らしいです。これは以下のように言い換えられると思います。
⇒ クルマの流れと同じスピードで走る、毎日のように通勤でバイクに乗る中年の方と言い変えてもいいと思います。
- 事故のパターンとしては、
☆ 左折4輪車がオートバイを巻き込む。
☆ オートバイが車の間をすり抜けていく途中で前方車両に追突する。
☆ 左折車の左側面にオートバイが突っ込む。
☆ 対向車線で右折待ちをしていた車両が、直進バイクを意識せず、右折をはじめて、直進バイクと衝突する。
- 神奈川県では、オートバイで死亡事故割合が全国平均よりかなり高く、全国平均が15.9%(510人)に対して神奈川県は37.1%(49人)でした。(2019年のデータ) 安全講習会の資料から抜粋
- 交通事故に関しては、”明日は我が身”に起こりかねないと思って、心することが大事です。
- 事故の主なパターンは、おそらくは以下のシーンだと思います。(次の章)
- 一方で、昨年度の主要な事故パターンは、以下の資料によると、多い順に以下のように読み取れます。
- 右折時(29%)、
- 出会い頭(14.9%)、
- 左折時(9.9%)、
- 追突(9.7%)
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かながわの交通事故(令和2年統計)
この「かながわの交通事故」は、令和2年中に神奈川県内で起きた交通事故の実態を統計的にまとめたものです。県民の皆様に交通事故の実態を知っていただくとともに、交通安全活動を推進するための資料としてご活用いただければ幸いです。 神奈川県警察本部 交通部交通総務
(出典:神奈川県警察本部 交通部交通総務 pdf資料)
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- 免許講習室に貼られていたポスターの内容と一致しているようです。
整理すると、オートバイ事故で一番、頭に入れておかないといけない事故パターンは、
- 対向車線で右折待ちをしていた車両が直進バイクに気づかず、右折をはじめて、直進バイクと衝突。(29%)➡ライダーとしてはゆっくり通過する必要あり!
- 出会い頭の衝突(14.9%)➡ブラインド交差点では、出てくるかもしれない運転の徹底ですね。
- 左折4輪車によるオートバイの巻き込み+左折車の左側面にオートバイが突っ込む(9.9%) ➡ ドライバーにはオートバイの動きが見えていないと考えておくべき。
- オートバイが車の間をすり抜けていく途中で、前方車両に追突(9.7%)➡ 追い抜きはほどほどに。
- 事故比率とオートバイの免許取得年数の関係を見ると、経験年数が少ないほど、事故する可能性が高いというを意味しているように理解できると思います。
~1年未満(10.3%)、~2年未満(7.3%)、~3年未満(6.8%)、~4年未満(3.5%)、~5年未満(2.6%)、~10年未満(12.1%)・・・均等割りすると12.1/5=2.42%
- 二輪車交通事故類型 (2021年5月27日時点の神奈川県警察のwebよりコピー)
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このような二輪車の事故に注意しましょう!!(※6月末現在の数値です。)
車両単独(死者数9人)
スピードの出し過ぎ、急加速、急ブレーキなどの「急」のつく動作、路面の状態に注意して運転してください。
露出度が高い二輪車は、カーブで曲がり切れなかったり、転倒をすると重大事故につながる危険性が高まります。
また、令和元年の免許取得1年未満運転者の死者8人全てが二輪車の単独事故であったことから、初心運転者の方は特に危険を予測した運転をお願いします。
右折と直進(死者数6人)
「先に曲がれる。」「信号が変わる前に交差点を通過したい。」という慢心や焦りが事故を起こします。
対向車の通過を待ってから右折を開始する、信号のサイクルを一つ待つ心のゆとりを持って運転してください。
また、道を譲ってくれた対向車の死角から飛び出した二輪車と衝突する、いわゆる「サンキュー事故」も要注意です。
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皆さんの参考になれば、幸いです。
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