カーボンフレームにサイドスタンドを付けることは、あり得ません。リヤホイールハブのクイックリリースあるいはボトムブラケットしか想定できません。その話です。
目次
1.リヤホイールハブのクイックリリース部に取りつけるタイプ
2.ボトムブラケットに取りつけるタイプ
3.考察
1.リヤホイールハブのクイックリリース部に取りつけるタイプ
- 検索すると2つ目くらいに出てくるスタンドですね。割と簡単に取り付けられます。
- カーボンフレームでは、定番のサイドスタンドだと思います。
- 長年、愛用しています。いろいろな自転車で使っており、取り外したり付けたりしています。
- レースとかで使うMTBでは、ホイールが走行中、簡単には脱落しないような特殊な工夫がされています。このタイプのスタンドは上手く取り付けられない場合があります。
- Vittoriaのエンドにも上手く付けられませんでした。原因は細かく調べていませんが、時々ホイールが斜めに取りついていたりします。出発前の取り回し時に、時々、斜めに取りついたりしています。エンドの平らな部分が狭いかと・・・。
部品はこんな感じのものです。↓
注意点は、この丸の凹み部分が径が、クイックレリースの反対側のナットの径よりも大きくないと取りつけられません。またギリギリ取りつけられても、ナットが回らないと調整が出来ません。
裏面の取り付け形状がエンドの座面と整合していないと取りつけられません。MTBにありがちな、ホイール脱落防止の段差があるとだめです。
- CADEX2のエンドには上手く取り付けられます。
(写真、工事中)
- ARAYAのマグネシウムフレームには取りつきません。
- (写真、工事中)
2.ボトムブラケットに取りつけるタイプ(BB)
- ホローテック2用なら1種類だけありました。アマゾンでも楽天でもYahooショッピングでもあります。KC-136AAという商品です。結構、高価です。
- ホローテック2のベアリング部分にかませる仕様です。
そもそもホローテックBB直径は44㎜、 41mm、39mmの3種類あるようです。 - 以下のアダプターが必要です。アダプターが見つかったので早速、購入しました。
9100系DURA-ACE BB-R9100 ➡ 直径39mm
M8100系DEORE XT BB-MT800 ➡ 直径41㎜
直径39㎜:メルカリで見つけましたが、いまではURLが変わっています。追跡していません。検索ワードはKC-136AAです。
直径41㎜:メルカリで見つけましたが、いまではURLが変わっています。追跡していません。検索ワードはKC-136AAです。
- 私が持っているのは、ジュラエース用BB(直径39㎜)が付いたロードバイク(700C)と、マウンテンバイクXTC(26インチ)についている一番下のクラスのBB(直径44mm)の2つです。
- 写真は700Cのロードバイクに取り付けた状態です。
- サイドスタンドに力が加わってサイドスタンドがBBとの接触部が滑ってズレたりしないように、ストッパが付いています。チェーンステイの下で1本のステーが回り止めとして役に立っています。意外と大事な部品です。
- 箱には写真のみの説明がついています。これを参考にしつつ取り付けます。
- 26インチ車と700C車で回り止めのストッパの取り付け位置が違います。注意点ですね。どこにも書いてありません。
3.考察
- BB取りつけタイプで、安定したサイドスタンドであるには、チェーンステイ―の下にレイアウトしているステーが大事です。ここがサイドスタンドに掛かる上から下向きの力を、支えています。
- これはよく考えられている製品だと思います。しばらく使ってみました。いい感じですね。
- しかしホローテック2タイプでなければ、取りつけられません。
- リヤハブの取り付けるサイドスタンドは、長年使っておりますが、とにかくリヤハブをあまり触らない自転車 & 取りつけ部の条件がうまく合えば、安定していて良いです。
ご参考になれば幸いです。 2024年6月13日
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