オートバイ43 充電状況の監視用電圧計の取り付け 古いバイクには必要

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まえがき

オートバイは、コンスタントに乗ってやらないと、いろいろな不具合が新たに起きます。なるべく週1回に20㎞程度、乗るように心がけています。しかしエンジンが掛かれば良いということではありません。

  • いつも気にしているのは、以下のことです。
  1. フロントフォークのオイルシールがインナーチューブに張り付く懸念、
  2. フォークインナーが錆びてオイルシールを傷つけてオイル漏れする懸念、
  3. キャブ内の燃料性状劣化で、始動不良&プラグの汚損、
  4. タイヤの空気漏れでのへこみが常態化して乗り心地が悪化

ということで、本題です

  • 一度、充電しなくなって原因を調べたら、単なるコネクタの接触不良でした。その時は端子を磨くことで、Okになりましたが、その時勉強した豆知識で、ステーターとローターの発電機システムは、古くなると発電しなくなるということです。
  • 転ばぬ先の杖で、発電状態をモニターしておくことにしました。

目次

  1.  バイク用電圧計の取り付け前チェック
  2.  実際の取り付け
  3.  電圧を取り出した部位とタコメータの動作原理
  4.  考察

1.バイク用電圧計の取り付け前チェック

  • テスターで、商品の表示電圧とテスターとの電圧を比較します。
  • 当方の場合、テスタでは12.7V表示に対して、0.1V低い、12.6Vと表示しました。電圧表示に対して+0.1Vが実電圧ということです。問題はありません。
  • その際のLED電圧計の消費電流は30mA で、その消費電流も問題はありません。
  • 初期不具合を心配し、12時間程度のエージングも行いました。LED表示にも全く問題ありません。OKです。

2.実際の取り付け

  • 次は、実際の装着ですが、以下の写真のような場所にしました。LEDの色がグリーンです。発光が明るいということで、深夜の走行で、まぶしすぎなければ良いがと心配しています。

  

  • こんな風に取り付けました。両面テープで貼り付けました。

  

3.電圧を取り出した部位タコメータの動作原理

  • このLED電圧計を繋ぐのは、グリーン(-)と黒い線(+)でした。
  • このバイクの電気式タコメーターには3本の線が来ており、アース線と電源12V供給用の線および信号線(イグニッションコイルにつながる線)です。

  • イグニッションコイルにつながる線は2番、3番プラグ用のコイルの1次コイルのアース側(コールド側)とつながっています。
  • イグニッションコイルの1次側のコールド側の線をアースしたり浮かしたりしてコイル電流の断続を行っています。
  • 従ってタコメータの信号線には、イグニッションコイルを通した12Vと0Vが交互に現れます。何回アースしたかをカウントしているということです。
  • 回路中には周波数と電圧を変換する回路が内蔵されているはずで、ネットで見ると、CS8190の事例が見つかりました。
  • CS8190 https://www.onsemi.com/pdf/datasheet/cs8190-d.pdf
  • 電圧を取り出しているのが、BATT→メインキー→キルスイッチ→イグニッションコイル1次側の直後ですので、かなりの電圧降下があります。
  • 実際の所、エンジン始動前の表示は11.2V位で、バッテリの12.4Vよりも低いです。バッテリ端子付近の電圧を表示していません。
  • 一方でこの電圧は、イグニッションコイルの1次側の電圧をおおむねモニター出来ています。実際にはコイルに掛かる電圧は1V位の電圧降下があるのでしょう。
  • こんな感じで電圧表示しています。LEDの瞬間瞬間の表示が変化するので、スマホのカメラだとうまく取れません。悪しからず。
  • 後は、実際の走行での太陽が眩しいときの視認性、夜の真っ暗な中で緑のLEDが眩しくないかなど、確認すべきことが、あります。⇚OKでした。
  • 実際の走行結果、電圧はアイドリング状態でも11.2V位から13.2V位でばらつきます。回転数が一定状態であってもばらつきます。
  • 発電の回路ではカーボンブラシを使っているので、電圧が安定しないのだろうとのコメントをもらっています。そうでしょうね。理解できます。

4.考察

  • 電圧計をメータの横に取り付けました。私のバイクのメータ類はカウリングフレームに取り付けられているので、電圧計のハーネスが動くことがありません。ハーネスの折り曲げなどによる破損などの耐久性の懸念もありません。
  • どこから電圧を取り出すかを考えましたが、線を這いまわすより、一番近いメーター類の照明などからとることを考えました。結果、タコメータの電子基板の電源電圧から取り出し、結果的にイグニッションコイルの1次側の電圧を測ることにしました。
  • 今回は、特段の今後の宿題はありません。心配は耐久性と防水性のみです。

参考になれば幸いです。

202317

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