#1山陰街道の宿場町(13)に行き着く前に旧東海道 平塚宿➡三島宿

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まえがき
  • 自転車を使って、出来るだけ旧東海道を使って京都に行き、山陰街道を使って福知山➡和田山宿➡若桜宿に行きつく計画と実行中の途中経過です。「妥協なしのルート設定」のつもりです・・・。
  • 2022年4月末のゴールデンウイークを利用し、平塚➡三重県四日市まで行き着きました。4月28日~5月1日の日程でした。そこまでのルートと経過を紹介します。
目次
  1.  平塚~名古屋までの旧東海道について
  2.  平塚➡小田原城前➡箱根の関所➡三島➡富士市
  3.  気が付いたこと
  4.  結果まとめ
  5.  雑記
1.平塚から名古屋までの旧東海道について
  • Google Mapには旧東海道の記載が細かく出ております。Google Mapを使い、丹念にルートを見ました。丹念に旧東海道を拾って、ナビにルートを設定していきます。
  • 自転車やランニング用のナビ機能があるGarmin(ガーミン)を使う前提で、Garmin Connectのコース作成ツールを使いました。

(Garmin ConnectはGarmin利用者向けのエクササイズ等のマネージメント専用ツールです)

  • ナビにGarminの520Jを使っていますので、GarminのWebサイトで、ルートを作成したわけです。

  • 他にもRide with GPSというのがありました。今から振り返ってみると、どっちを使って私のレベルでは同じで、いずれも同程度に使いにくいです。Ride with GPSは、途中から有料に切り替わると思います。
  • 数日間にわたるコースを設定し使う場合、スマホなどを利用してGarminの自分専用サイトで、その日の走行ルートの確認や走行ルートを変更&データなど差し替える場合もあることを考えると、Garmin Connectが安心して使えました。
  • Ride with GPSでも同じなのかも知れませんが、実際に使っていませんので、こちらは不明です。

コースを作成してしまうと、途中、寄り道を追加するとか、ショートカットを設けるとかのコースの修正はできませんでした。作る際は慎重に設定することが必要です。作成途中でも、修正したい場合、修正したい部分まで、作業の取り消しをしないといけません。それがわかるまで一苦労です。

  • その防止で、1つ1つのコースを短めに作成するのがコツだと思いました。

2. 平塚➡小田原城前➡箱根の関所➡三島➡富士市

俯瞰図

以下のURL先にデータを貼り付けました。こちらよりダウンロードされて、お手持ちのナビソフトでご確認ください。87kmです。

<GPSファイル>https://connect.garmin.com/modern/course/145815660

  • 旧東海道はJR東海道線によって寸断されています。しかし自転車ではJR東海道の線路の下をくぐって通過できます。自転車や歩行者ならではの利点です。そのまま当時のルートをトレースできます。
  • とは言え、箱根の坂道に入ると、自転車でも走行不可、歩行者のみのルートも現れています。自転車を押しての走行も不可ですね。走行禁止ということではありません。走行困難ということです。

<自宅前>        <平塚宿京方見付>      <小田原城大手門前>

  

3.小田原城前➡箱根の関所まで
  • 以下のURL先にデータを貼り付けました。(ただし三島宿まで入っています)こちらよりダウンロードされて、お手持ちのナビソフトでご確認ください。21kmです。

<GPSファイル> (すみません、誤って削除してしまいました)

  • 最初に旧東海道の走行が困難な所があると気づいたのは、以下の所です。途中まで押して進んだのですが、角のとれた自然石の石畳が続き、しかも苔むしており前輪が右に左に滑るし、後輪は石につられて右へ右へと滑ってしまい、まともに前に進めません。足も滑ります。おまけに重たい荷物を積んでいるため坂を上れません。
  • こんな感じです。あきらめました。この旅の何処かにありましたが、“滑らず地蔵”に願かけしたい位です。

<途中から入口を見た風景> <途中からこれから向かう(予定だった)方向を見た風景>

  

  • 続いて舗装路から右に左に、ソレて旧東海道の入口が出てきます。いずれも石畳や階段や谷を降りて上がったりの歩行者のみ道が続きます。
  • 遅ればせながら、こんな状況であることに気づき、自転車が押しても通過できないルートは、あっさり、舗装路を行くことにしました。それが、上に付けたルートです。こちらをお奨めします。
  • 箱根の関所見学は有料なので入口だけ見てルートに戻りました。
  • 私の通過時間では、関所の見学もまだ始まっていません。峠で宿泊をしないなら、峠は午前中に通過すべきです。箱根の関所などは10時ぐらいが通過の目安でしょう。この時間では観光地の見どころは開場していません。
  • ちなみに箱根峠を越えて三島宿の到着が、お昼の12時ごろになりました。
4.箱根の関所から三島
  • 関所から先はしばらく上り坂です。ここまで走破された方にとって、そう難儀でないと思います。
  • 以下のURL先にデータを貼り付けました。こちらよりダウンロードされて、お手持ちのナビソフトでご確認ください。39.4kmです。
    <GPSファイル>

https://drive.google.com/file/d/1KzzTeActqBOozl7cMGiOBE-bmcCrU7nj/view?usp=sharing

  • 箱根峠からの下りでは、旧東海道の石畳路があります。
  • しかし私が通過しようとしたときは完全な通行止めになっていました。歩行者もいけません。何か通れない理由があるのでしょう。
  • 途中からの合流が可能です。私は途中から旧東海道に合流しましたが、石畳で下りです。
  • こちらはよく整備されており、日が当たるのか石畳に苔が付いていません。楽に押して下れます。
  • お奨めです。このまま山中城まで抜けたいところですが、途中から箱根下りの舗装路と交差し、その後、階段の遊歩道が旧東海道として続いています。ここは自転車の走行は困難でした。
  • ここは舗装路を下っていき、山中城の標識がある分かれ道で、左折し旧道に入っていきます。自転車の方は、こちらに誘導する標識があります。
  • 山中城は、もともと北条氏の居城で、後世、小田原に引っ越したとのことです。豊臣秀吉の小田原攻めの時、真っ先に落としたのは、出城に当たる、この山中城だそうです。
  • ここを通過後、また旧東海道と舗装路との分かれ道があります。ここは旧東海道の石畳を、自転車を押しつつ下っていきました。結構気持ちがいいですよ。このまま舗装路との交差を何度が繰り返しながら、石畳を降りていきます。とても整備が行き届いており、神奈川県側と大違いです。
  • 旧東海道の最後は、やはり階段でしたが、緩やかな階段は自転車を押しつつ降りることが可能です。
  • 後は、そのまま旧道に沿って(ナビに従って)、三島を走ります。ここで一泊でも良いと思います。私は、三島市内を抜け、富士市吉原まで走りました。
5.気が付いたこと
  • 旧東海道を自転車で完全にトレースするのは困難。
  • 神奈川県側の旧東海道の石畳路は滑って危険。静岡県側は整備が進んでおり、歩いてもよし、トレールランもよし。
  • 朝のスタート時間は、日の出前の三時台とか四時台が良い。自転車を漕いでいると眠気も覚めるし、信号でのストップもないし、なにしろ周りに自動車がいないので快適に走れます。
  • 峠はやはり午前中に越えるつもりで計画するべき。トラブルがあっても、走行ルートの変更であっても、融通が利きます。まして雨の峠程、辛いものはないと思います。雨は大体、午後から降り始めることが多いと思います。
6.結果まとめ
  • Garmin520Jのナビ機能はとても優れています。本当に頼りになります。オフコースしたら迷わず、ミスコースしたところに戻って下さい。
  • それもできない時は、スマホで現在地の確認とリカバリー策を考えると良いと思います。
  • 箱根の途中で、ビスケットの非常食を食べました。これは有効です。

(写真、工事中)

  • 芦ノ湖の周辺で、トイレを借り、コンビニでスープを買ってお湯をもらいました。非常食にもお湯を掛けて10分待って食べました。この方法が合理的です。

(写真、工事中)

  • 当初の計画に対して、早い時間に目的地に到着しました。

(平塚宿)➡大磯宿➡小田原宿➡箱根宿➡三島宿

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  • トラブルなしでした。宿泊地を変更し、30㎞先の吉原宿(富士市)に取りました。約2時間の距離ですね。
  • 次回は(三島宿)➡沼津宿➡原宿➡富士市吉原宿(青葉町)➡掛川宿までの経験を紹介します。
7.雑記
  • 自転車の整備は日頃からやっておき、当日、こんなはずじゃなかったとか、シフトがうまくいかないとか、異音がするとか、ないように使用実績を積んでおきましょう。
  • 肩が痛いとか、腰が痛いとか乗車姿勢にかかわる問題は普段から解決しておきましょう。
  • ナビは命綱です。普段から使い慣れておくこと、バッテリ切れが起きないように予備バッテリの準備と操作に慣れておきましょう。スマホも同じですね。

皆さんの参考になれば幸いです。 2022年5月9日

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