KMX200-18 2ポットブレーキキャリパーの装着とブレーキローターの寿命

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KMX200用のフロントブレーキは、本当に効きません。初めて乗ったときはびっくりしました。

力いっぱい握ってもある程度の制動力を出した以降、減速感が全く変わりません。ブレーキの効きアップは、キャリパーを交換する事に尽きます。迷わずシングルポットキャリパーからツーポットキャリパーに替えることです。

   

目次

1. 交換の狙い

2. 作業フロー

3. ブレーキフルード交換

4. まとめ

5. 雑記

 

1. 交換の狙い
  •  文頭に書いた通り、初めて乗ったときはびっくりしました。力いっぱい握ってもある程度の制動力を出した以降、減速感が全く変わりません。ブレーキが喰いつく感じがなく、あっという間に停止線を越えて、横断歩道に掛かってしまいます。普通、車速が落ちるに合わせて、減速感が増すものですが、その感じが全くありません。

↓今までのシングルポットキャリパー

  

  •  パットを効きが良いものに替えたり、ステンレスメッシュのブレーキホースにしたり、ローターを新品に替えたりと検討すべき課題があるかも知れませんが、迷わず1万円くらいかけてキャリパーとそれ用ブレーキパッドに変えるべきですね。そういった皆さんの書き込みが多いですね。
  •  追突することを考えると、元がすぐに取れると思います。で、代替品について、いろいろ調べましたが、皆様の調査結果通り、KX85とシェルパのツーポットキャリパーしか見当たりません。
  •  KMX200用のフロントブレーキのブレーキの効きアップは、キャリパーを交換する事に尽きます。迷わずシングルポットキャリパーからツーポットキャリパーに替えましょう。

↓ 以下、モノタロウから転載

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↓ キャリパサブアッシ FR LH 43080-0008

キャリパサブアッシ FR LH 43080-0008 Kawasaki

代表車種:KX85-A4 主な適合純正品番:43080-5032-GN
主な適合車種(カワサキ): KX85CKF

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  •  代替品は皆様の調査結果通り、KX85とシェルパのツーポットキャリパーしか見当たりません。 これをどうやって安く入手するかですね。
  •  どこで買っても同じ値段です。モノタロウの10%引きの期間を狙うのが良いかもしれません。気長に待ちましょう。一度、モノタロウで物を買えば、キャンペーンとセットで定期的に案内が来ます。お奨めだと思います。
  •  私はモノタロウの10%引きのタイミングがあったので、無理して買っておきました。
  •  パッドは別のタイミングで送料無料にするため、モノタロウで買いました。合計すると他のサイトで買ったのと大差ありませんので、信頼が置けるところで買うのが良いと思います。
  • ブレーキパットは、とりあえず人気があるNTBにしました。値段も手ごろで、製造場所は大阪です。信頼していいと思います。

  

  • また副次的な効果で期待しているのは、キャリパーを替えたことで、ブレーキを遅らせたり、車間が詰められたりで、平均車速が上がります。そして目的地への到着時間が短縮されることもありそうですね。
2. 作業フロー

1) キャリパーの取り付け部の寸法が一致するか確認

  •  ブレーキホースを外して、キャリパーをいきなりつけようとしても、部品が取り付けられなかったら、復元に時間が掛かり、踏んだり蹴ったりになります。

(カワサキのパーツ画面のcopy)

  • キャリパーをフロントフォークに付ける前に、パットをセットします。これも簡単です。簡単な知恵の輪を外すように工夫して装着されてください。

  •  このパッド間にローターを挟み込むので、十分間を広げておく必要があります。私はいつもマイナスドライバーを使って、レバーのようにこじって、ブレーキピストンを押し戻しています。

2) ブレーキローターの厚みが寿命レベルになってないか確認

  •  整備要領書によると、厚みの使用限度が2.5㎜です。今取りついているローターの厚みは3㎜でした。レコード盤のような傷がありますが、そのまま使えそうです。

 

  

 

関連情報:ブレーキローターの寿命 http://myuke0519.com/archives/704

3. ブレーキフルード交換

1)ブレーキマスターバックの蓋を外して、ブレーキフルードをリザーバータンクに補給出来るように準備&適宜補給

  •  ブレーキキャリパーを交換すると、漏れなくブレーキホースやキャリパー本体のエアー抜きが必要です。
  •  下は、後ろブレーキのブレーキフルードの交換した時のホースの様子です。写真のようにブレーキのエアー抜きキャップに適当な径のホースを挿して、一旦上向きにホースを立ち上げます。
  •  出てきたフレークフルードでホース内が満たされ、エアーを含有しないように工夫をします。

  •  前ブレーキならブレーキレバーを強く握りながら、エアー抜きバルブを一瞬緩めて、ホース内にブレーキフルードを流します。ホースに空気が混じっていないことを確認するため透明なホースであることが必要です。
  •  フロントブレーキの場合は、リザーバータンクのキャップを開けたまま、ブレーキフルードを足しながらやります。
  •  ブレーキフルードがリザーバータンク内で吹き上げるので、タンクや周辺の部品に飛び散らないようにリザーバータンクの周りにカバーをかけるか、キャップのリザーバータンクの間に入っているラバーカバーをいつも入れておくなりの工夫が必要です
  •  ブレーキフルードを足しながら、ブレークフルードを交換していきます。
  •  オートバイでしたら、DOT3で十分だと思います。フェードするほどブレーキを掛け続けなければ、安いDOT3でいいと思いますよ。箱根新道の下りでも、全くフェードしたことがありません。4輪車程、ブレーキに負担がかかっていないと思います。

↓ 私が使った普通のDOT3ブレーキフルード。1000円/L也。

関連WEB:DOT3 / DOT4 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiroshi/brakeoil.html

2)触ったネジ類の締め具合を確認

  •  安全装備の部品なので、念には念を入れて、ネジの締め具合を点検します。

3)一応、水で洗い流す。ふき取り&完了

  •  念のため、すぐに周辺を水洗いします。ブレーキフルードを洗い流しておきましょう。

 

4. まとめ
  •  KMX200オリジナルのフロントブレーキは、本当に効きません。走行距離が3万キロを越えても、ローターがほとんど摩耗していないことが、実情を表していると思います。
  •  今回の交換で、イメージに近い、レバーの握りを増していくと、応じてフロントのブレーキの効きが増していく感じになりました。
  •  また軽いレバーの操作で、ブレーキが効きすぎることが、ありません。制動距離が3割方、短くなった感じです。コントロール性も良くなりました。投資の意味がありました。
  •  ブレーキキャリパーはフロントフォークカバーに覆われて見えません。後ろからシルバー色のキャリパーがのぞけるだけです。見えないところで頑張ってくれます。

↓カバー取り付け前です

EG Trend(イージートレンド)

5. 雑記
  •  あわせて、リヤのブレーキフルードも交換しました。フロントの交換より楽です。
  •  ずいぶんと茶色になっていました。リヤのブレーキのリサーブタンクに入っているブレーキフルードの色が茶色です、明らかに交換されていないのでししょう。この度、ついでに交換しておきました。何年ぐらい変えてないでしょうかね。新車からだとすると30年近くになります。

 

 

皆様の、ご参考になれば幸いです。 2021年5月19日

EG Trend(イージートレンド)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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