まえがき
オートバイは、コンスタントに乗ってやらないと、いろいろな不具合が新たに起きます。
なるべく週1回、20㎞程度、乗るように心がけています。エンジンが掛かれば良いということだけではありません。
今回はリヤのブレーキキャリパーのオーバーホールの話です。車検を取るにあたり整備士さんに診てもらった時の話です。
目次
- ブレーキの引きずり状態の話
- オーバーホール
- 考察
- ブレーキの引きずり状態の話 (一部他のキャリパーの写真を使っています)
- 後輪をリフトアップして、ギヤポジションをニュートラルにして、後輪を手で回してみると、若干のひきづりがありました。このレベルは、オートバイを駐輪場から出し入れする際の、押したり引いたりするときに、若干のブレーキ引きずりを感じるレベルでした。
- 整備の方に指摘されましたが、まあいいやくらいに思っておりました。
2.オーバーホール
- 整備の方は、気にされたようで、どんどんと作業を進めていきます。
- ある日のメールに整備の進捗状況として、LINEで解説付きの写真が届きました。
- 以下、写真付きの説明の転載 ↓
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- ピストンを抜いた所です。シール回りがフルードの変質したカスでガジガジです。
- シールリングが嵌まる溝の中を徹底的に掃除します。ほんの少しのカスでもシールが締まり過ぎて引き摺りが出ます。
- 工具は市販の物の先端を自分で使いやすい様に加工した物です。
- 更に溝の中を回転するブラシで清掃します。この真鍮のブラシも自家製です。鉄のブラシはアルミのキャリパー本体を傷つけるので使いたくありません。
- キャリパー内側の壁は砥石でホーニングします。
- シール無しでピストンを入れてみると空気を押し出しながらスポっと入ります。
- シールの摺動面には専用のグリスを塗ります。気に入っているブレンボの純正グリスを個人輸入して使っています。
- シールを付けてピストンを入れるときの手応えで上手くいったか判断します。
- 気に入らなかったらシールを外して何度でもやり直します。
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3.考察
- ブレーキアッシーのオーバーホールというのは、ここまでやるのを言うんでしょうね。
- ダストシール交換とか、ブレーキフルード交換とか、ピストンのシール交換というのは、いわゆるメンテナンスの範囲なんでしょうね。
ご参考になれば幸いです。 2023年3月10日
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