オートバイ27　ブレーキフルードの話

今年の冬はオートバイの整備をすると手が荒れるなと思っておりました。年齢が高くなると、肌も弱くなって、あかぎれするし、手の潤いが無くなるのかと思っておりましたが、どうも違ったようです。その話です。

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1. 寒い冬にブレーキフルードを交換したら、あかぎれと掌の感覚がおかしくなった？
2. ブレーキフルードの成分
3. WEB検索結果
4. 考察と対策

どうも掌にもう一枚何か皮がのっている感じで、尚且つ乾いた手で物を持つと吸着感がなく、物が滑り落ちる感じです。手をよくよく見ると、指の表面の全体がひび割れている感じです。原因を調べてみました。

• 一般的なブレーキ液は、ポリグリコールをベースポリマー（５－３０％）、グリコールエーテル・ホウ酸エステルなどの溶剤（７０－９９％）と酸化防止剤・防錆剤などの潤滑剤（０．５－２．０％）を加えたものだそうです。
• 私が買ったDOT3のブレーキフルードは、KYKブランドで成分表には「ポリグリコールエーテル系とそのホウ酸エステル混合物（98％以上）」と書いてあります。
• 「軽度の皮膚刺激」、「目刺激」、「生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い」と警告が書いてあります。

• これだけ見ると、手や皮膚については、かゆい程度だ、理解できます。

ポリグリコールエーテル : 

ウィキペヂアによるとポリグリコールエーテは無毒で、色々な製品に使われているらしく軍用防護服や、糖尿病患者の血糖値を監視するための採血器に代わるタトゥー風の方法^[3]などへの応用も開発されつつあるとの記載があります。後者は意味が分かりませんが、肌へは無害そうですね。

ホウ酸エステル:

• 検索すると、ホウ酸について以下の定義が書いてあり、それが有害なのか無害そうなのかは、よくわかりません。
• 安全性データーシートが添付されており、「健康に対する有害性」については、皮膚腐食性及び皮膚刺激性が区分2に分類されています。皮膚に付着した場合：多量の水と石けん（鹸）で洗うこと。とも書いてあります。

• 結論としては、私の場合、皮膚への刺激はありませんでした。
• 手の油分が取れたのかあるいは、有害だったのかのいずれかで、掌の皮がおかしくなったみたいです。
• ブレーキフルードは、こぼれて塗装面に付くと塗装が剥がれたり跡が残ったりします。ですのでぶかぶかな手袋ですと塗装面にこぼれたり、ブレーキフルードが付いたグローブで塗装面を触ったりして、余計に手間が増えることになりそうです。
• 手術の時に使うような密着性の良い薄手の使い勝手の良い使い捨て手袋が必要そうです。

• 以下、ホウ酸の安全情報　（ホウ酸エステルは）↓

ホウ酸エステルは、ホウ酸がエステル化したものらしいですが、エステル化の具体的な意味が分かりません。大体同じような毒性でしょうかね。また追加勉強して、加筆修正します。

ご参考になれば幸いです。 2022年2月21日

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