まえがき
スポーツバイクで、ハンドル周りに付けられるアクセサリは限定されます。アンテナ一体型のETCは上手く付けられません。オートバイが2台以上あると、更に面倒です(各車事にETCセットが必要です)。
- ポータブルタイプをwebを参考にしながら作りました。その話です。
参考URL:https://bike-etc.worker-blog.com/21
目次
- 一体型ETCについて
- 消費電流とスマホ用の5Vバッテリパックの流用
- 5V→12Vの昇圧するデバイス
- 考察
1. 一体型ETCについて
- 今回使ったのは、以前、ヤフオクで買ってもう3年以上使っているアンテナ一体型のETCです。一応スペックは以下です。
- JRM-12 ETC車載器 ↓ https://www.plotonline.com/motor/jrc/lineup02.html
一般事項 | ||
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電源電圧 | DC12V専用 | |
動作温度範囲 | -20℃~+85℃(ETCカードは除く) | |
寸法 (突起部除く) |
車載器本体 | 124.4×73.8×24.5 [mm] |
電源ケーブル | 2m | |
質量 (ケーブル除く) |
車載器本体 | 約150g |
同梱品 | 車載器本体、電源ケーブル、取付用両面テープ、取扱説明書(保証書付き) (車体への取付用ステーは、別売品です。) |
2. 消費電流とスマホ用の5Vバッテリパックの流用
- 最近のリチウムの充電式電池は5Vで、安くて種類も多いので、5Vを12Vに昇圧して使います。
- 電圧を上げるのに添付のようなデバイスをアマゾンなどで仕入れます。あとは配線を直結&ハンダ付けで仕上げます。
- 写真のように接続して、リチウム電池(5V出力)での消費電流を見たところ、常時0.2A(200mA) 近く流れます。1時間当たりの消費電流が、5Vで200mAHということになります。
- 仮に2時間程度もたせるとすると200x2=400mAH。取り出すリチウムバッテリの充放電効率が50%とすると、バッテリとしては800mAHの容量が必要となります。
- 電源の入れ忘れが無いように、私の場合は、高速道路に乗る前のガソリンスタンドで電源をオンにします。ETCゲートで、ETCが動作しなかったということがあってはいけません。事故に繋がります。
- 高速道路に入ったら次のパーキングで休憩するまでは電源は入れっぱなしです。ハンドルから手を放しませんし、高速道路上では停まれません。休憩時に電源を切ります。最長2時間後?
- 私はインターチェンジ通過後、最初のパーキングで、よく荷物の点検をします。荷崩れのリスクがないかなど確認するとともに、高速走行の為の安全運転を再確認します。トイレも済ませます。
- またインターチェンジを降りる前の最後のパーキングで再度、電源を入れます。インターチェンジを降りたら、次の休憩地点まで電源を入れたままです。最長2時間後?
- 片道で4時間くらい保つバッテリ容量が必要だろうなと思っています。3000mAHの容量
- バッテリの容量が増えるほど、バッテリの重さが増えます。どこまで軽いバッテリが使えるか経験を踏まえる必要がありますね。とはいえ手元には、1000mAH, 3000mAH, 10000mAHしかないので、こまめに電源を切る前提で1000mAHか、電源入れっぱなし前提で30000mAHだろうかと思っています。
- 実際に試験をしてみると、実容量800mAHのバッテリでは2時間程度、2400mAHのバッテリでは7時間程度でした。単純計算ほどは保ちませんでした。
- 胸ポケットに忍ばせると軽い方が良いですので、小型の大容量バッテリがいいですね。
3. 5V→12Vに昇圧するデバイス
- アマゾンでUSB付きの12V変換する商品を使いました。先ほどの電流測定で、ざっくり消費電力は1Wなので、6W仕様なら十分余裕があると思います。
- このデバイスのDCアダプター側のコネクタを切り落として、変換ケーブルの配線とETCの電源ケーブルを直結しました。
- 5Vを12V に昇圧する回路は、以下で勉強しました。
- 回路詳細 https://lygte-info.dk/review/Converter%20DC-DC%203-6V%20to%209V%205W%20UK.html
- 動作原理:https://voltechno.com/blog/dcdc-boost/
4.考察
- あとは実績を積むだけです。これで万事うまくいくと有難いです。
- 実際に試験をしてみると、実容量800mAHのバッテリでは2時間程度、2400mAHのバッテリでは7時間程度でした。単純計算ほどは保ちませんでした。
- 実際にツーリングで使ってみて、ここに結果を載せたいと思っています。
- 2023年11月、実際に西湘バイパスで使ってみました。いい感じにゲートは反応します。チャック付きの左ポケットに入れて、アンテナをゲートに向けバイクで通過してみました。
- 特段の問題や気になる部分はありませんでした。バッテリの容量で心の持ちようが変わってくるので、実経験の積み上げが必要です。
- 無線通信で飛び交う情報について調べてみました。(参考URL Zurich保険会社:)(コピペにて転載
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- ETCカードをセットした車載器を載せた自動車が料金所のレーンに接近すると、無線通信を使って料金精算に必要な情報(車両の情報、ETCカードの番号、入口料金所・出口料金所の番号、通行料金など)が交換され、通信や情報に問題がないかのチェックが一瞬のうちに行われてバーが開くとのこと。
- 入口ゲートを通過してしまったとき出口料金所ではETCレーンを利用することができません。係員のいる一般レーンもしくは混在レーンに進み、係員に申告し、料金を支払います。
- 出口を通過してしまったとき: 料金所を通過する車はカメラで撮影されており、そのまま立ち去ってしまうと、後から不正通行として必ず車を特定できる。
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皆様のご参考になれば幸いです。 2023年10月10日
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