2021年6月14日
平塚から東海道の定番の宿場町を経て京都三条大橋まで行き着いたところで、そこから目的地の1つの若桜宿を経由し、由良宿に至る、おそらくは人生最大の自転車での帰省計画です。江戸期では膝栗毛での往復となりますが、令和の時代での人力による移動は、“馬の代わりに人力車にまたがって”と考えるのが合理的であると思います。
(膝栗毛:膝を栗毛の馬の代わりにして旅をすること。徒歩で旅行すること)
前回のまとめ
- 若桜宿に抜けるには、おそらくは明治初においては、和田山宿➡福岡宿➡秋岡村➡小代峠越えが妥当な道程に思えます。この場合は、関宮宿と秋岡村の距離が6㎞(四里半)秋岡村と若桜宿の距離が23.6㎞(六里)。合計で大体、十里半ということです。これ以上、短い道筋はありません。
- 山道を十里半も歩くのは難儀です。やはり秋岡が宿場町だったのかあるいはそれに準じた村だったかを調べないといけません。
- 次回は秋岡村の宿と、そもそも県道531号の原型となるよく使われた山道が明治初にあったの、調べてみたいと思います。
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今回、分かったこと
若桜宿側から見ていくと、いろいろな情報がわかりました。
- 小代峠は通らずに、一番難儀と思える“氷ノ越”と言われる登山ルートが旧伊勢に向かう、いわゆる伊勢街道(元伊勢に向かう街道)だったようです。つまり秋岡村を経由しません。
- 自転車では越えられない場合、う回道を設定するしかありません。
- 以下、若桜町産業観光課が作成しているパンフレットからの抜粋です。
- 関宮側の登山の出立点は福定親水公園で、“氷ノ越”後、氷ノ山キャンプ場が出口点になります。
- 福定親水公園から関宮宿までは12.7㎞(およそ三里)です。歩いて三時間掛かるとGoogleでは計算しています。山越えには、三時間四十五分程度掛かりそうです。こちらは案内地図の情報から類推しました。
- 氷ノ山登山道入り口から若桜宿までは11.9㎞(およそ三里)です。Googleで計算しています。歩いて³時間です。
- つまり全行程では十時間の行程ですが、山越えは真昼なので、大きな心配はありません。
- 山越えに時間が掛かり過ぎた場合は、山越え後のつく米村で泊まることもあると思います。温泉もありますし。
2.まとめ
- 若桜宿の観光案内によると、若桜宿を出てすぐに、江戸時代の道標があって、伊勢道は、こちらとの標識があるようです。つまり小代峠に向かう道が伊勢に向かう道を示しています。途中から氷ノ越を越え(登山道)関宮に向かう。確定しました。
- 京都側から若桜宿までの道筋は確定しました。
- 人力車では秋岡村を経由することと県道531号、県道87号を使って山越えすることになります。
- 次は京都から関宮宿に至るルートを再点検します。
ご参考になれば幸いです。
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